ダウンライトの配灯を考える|照明の配置について

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我が家の寝室はリフォーム前からダウンライトが付いていた。
開口塞ぐの面倒だし、「器具だけ交換してそのまま使えばいいじゃん!」と考えたワケダ。

リフォーム前のダウンライトと天井

一見なんの問題もないように見えるだろうが、非常に後悔する事となった。しかも結構取り返しがつかない系の失敗談なので、これを読む方には同じ過ちをしないで欲しいと思う。

照明リフォームをお考えの方の参考になれれば幸い。ただし、ダウンライトの器具交換は電気工事士資格が必要となるので注意して欲しい。

ここからはダウンライトの配灯を考えるにあたってのポイント4点を解説する。

1.家具の配置は先に決める

配灯を決める段階では部屋に家具を置いていないだろう。これは仕方ないんだけど、どんな家具をどんな配置で置くかは事前に考えておいた方がいい。ちなみに先ほどの写真でもある寝室の上面図は以下のような感じ。

リフォーム前の上面図

シーリングとダウンライトはそれぞれスイッチがあり、単独で使用可能な状態。ダウンライトは2個電球が切れていたので、まともに使っていなかったものと思われる。

ここからシーリングライトをシーリングファン(ライト無し)に交換して、ダウンライトは器具のみ更新してメイン照明として使用する方向でリフォームを行った。使用したのは以下の物。

元の器具がΦ150(=直径150㎜)だったので合わせて購入。サイズのラインナップは幅広く、光色も基本3種類あるので間違わないように注意しよう。調光するなら対応品が必要なのでこれも注意。あと照明器具全般に言えるが、ホームセンターで買うよりもネット購入が圧倒的に安いのでおススメ。

家具を後で配置すると

そしてDIYで作ったシングルベッド2台を配置する。

配置した2台のシングルベッド

ちなみにこのベッドは意外にかんたんに作れるので、興味がある方は以下の記事をご覧いただきたい。

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話が脱線したが、この時点で大問題が発生している。

リフォーム途中の上面図

このような感じになっているのだが、ベッドに寝て真上を見ると…

寝転がった視界の先にダウンライトがあって超眩しい

ベッドに寝てスマホいじるってると脇から入る光でかなり眩しいのだ。照明付けたまま仰向けで寝るのもかなり厳しい気がする。このようになるので、ある程度家具の配置は決めておこう。

ベッドを90度回転させても上下位置替えても直撃する

2.照射範囲を予想する

部屋の上面図で気付かれたかもしれないが、このままだと小部屋の手前の一画がめちゃくちゃ暗い。

寝室の奥の一画に照明や日光が当たらず暗い

シーリングライトを使用していた時はあまり問題ではなかったのだが、明らかに暗くなってしまったので、原因を考えてみた。

シーリングライトと照射範囲が異なる

シーリングライトの特徴

シーリングライトの場合は部屋の真ん中に一つ付けるだけで部屋全体が明るくなるので特に考えることは無いのだが、ダウンライトは文字通り下方向への光しか出ないので、設置位置から横方向に外れると一気に暗くなる。

シーリングライトを撤去し、照明をダウンライトのみにしたので暗くなった

ダウンライトだけでは天井付近に影ができているのが分かる。照明ごとの特性を考えて配灯しないと、思ったような明るさにならない可能性がある。

照明ごとの特性

シーリングライト・ダウンライト・スポットライト、3種の照明特性

大体こんな感じだと思ってる。間違ってたらごめん。単価ならダウンライトやスポットライトが安いが、シーリングライトなら大抵1台で済むので結局コスパは一番。何も考えずに部屋の真ん中に付けとけばほぼ失敗もしない。

結局シーリングライトが一番使いやすいのよね

3.照明の追加も考える

このままではあまりに暗すぎるし、PCで作業するエリアにするつもりなので照明の追加をすることにした。一番近くのダウンライトから天井裏経由で渡り配線してブラケットライトを設置。

LEDブラケット施工中と施工後の写真

これだとスイッチも増えないし、シーリングライトに近いタイプなので広範囲が明るくなる。今回使ったのは下のやつ。

こういう器具の取り付け作業も電気工事士資格が必要なので、未所持なら以下のような製品を使うといいんじゃないかな。

タイプC充電式でタッチセンサー付きなのでかなり使いやすそう。見た目も悪くない。形状がスポットライトタイプなので広範囲照射には向かなそうだけど、僕みたいに作業用としてライトが欲しいなら良いと思う。

4.均等割り以外の配置を考える

これは人によるかもしれないが、冷静に見てるとこの配灯って単純にオシャレに見えないんだよね。なんか間抜けな感じがして、個人的にはコレジャナイ感が凄い。

アシンメトリーな配灯例

こっちの方がなんかオシャレに見えないだろうか?寝室で後悔したこともあって、キッチンで使用したダウンライトは配置をちょっと工夫した。

配灯をあえてアシンメトリーにした状態

ここは見直して正解だったと思ってる。均等割りするよりはいいんじゃないかな?スポットライトと組み合わせると自由度が上がるからいいよね。ダウンライトは単体使用より他の照明と組み合わせた方が使いやすい。

オシャレさと手軽さを両立させたいならフロアライトもおススメしたい。

このカテゴリの製品は種類が豊富で、かなり奇抜な形状の物もあるので探せば何かしら気に入るものが見つかると思う。

結論:ダウンライトは設置位置に注意しよう

コスト面でも失敗の少なさでも作業の容易さでも圧倒的におススメなのはシーリングライトになっちゃう。でも、やっぱりダウンライトやスポットライトのかっこよさは捨て難い。

スポットライトが大量な我が家のリビング天井

特にダウンライトは設置位置をしっかり計画しないと、かなり後悔するので十分注意しよう。