百均のリメイクシートを壁紙代わりに使って後悔した話

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リメイクシートは便利である。百均で売っているぐらい安価だし、デザインも豊富、貼るだけなので手間もかからないといいことずくめ…に見える。
壁紙リフォームを考えている人ならば、リメイクシートで代用したいと考えるだろう。

でも、実際にやった私に言わせてもらえば絶対にやめておいた方がいい。
実例を交えながら、その理由を説明していこう。

シートによる問題

壁紙は文字通り厚手の紙といった感じだが、リメイクシートは薄いビニール質である。これだけでいくつか問題が出てくる。

伸縮する

隙間と浮きが発生したリメイクシート

この写真はタイル模様の部分がリメイクシート。貼った当初は隙間も浮きもなかった。ベタ張りの平面ですらこれだけの隙間が発生する可能性がある。
この写真は窓の近くでコンロ周辺でもあるので条件が悪いのもあるが、少なからず伸縮はあると思った方がいい。

あまり綺麗に貼れない

薄手のビニールのようなものなので、作業中に簡単に伸びてしまいシワが発生する。接着力が強いので貼り直ししようものなら、間違いなくシートが伸びてしまう。ビニールゆえに空気も抜けないので修正も難しい。

安っぽい

まぁ実際安いんだけれども。ビニール質ゆえに表面がテカるわけだが、これがどうにも安っぽい。広い面積に貼った時のコレジャナイ感がなかなか酷い。

“デニム風”として売っていたシートを貼ったわけだが、ここまでテカテカされてはデニム感0である。特にレンガや布地などの本来マットな質感であるべきシートは、購入する際によく考えた方がいいと思う。

糊による問題

こっちの方が問題になる事が多いと思う。剥がしてみるまで分からない点なので、貼る前にぜひ知っておいて欲しい。

下地表面がはがれる

賃貸物件の壁紙と言えば、白地で凹凸がある塗り壁調のものが一般的だと思われる。これに上張りしてはがすと、凸の部分の表面だけ一緒にはがれてしまうのである。

クロス表面のはがれ付着

シートの裏に壁紙の模様が付着しているのがわかるかと思う。当然はがれた側の壁紙にも違和感が出てくる。写真ではわかりにくいが、はがれた部分は少し黒っぽく見える。織物調・柄物・カラフルな壁紙などはもっと深刻なダメージになると思う。

糊が残る

これは壁紙への上張りよりも、ドアなどの建具に貼った場合が問題。トラウマになるレベルで糊が残る。しかも全然取れん。どうにか頑張って家にあるもので取ろうとしたが、無理すぎて糊取りスプレーを買う羽目になった。

しかも写真全然撮ってなかったから伝えられん。やってらんねぇ。
この糊取りスプレーが意外に高価なので、全然安上がりになってないのも覚えておいて欲しい。

結果的にリメイクシートを使用するメリットと言えば、入手が容易な点ぐらいしか無かったように思う。

結論:壁紙の代用にはならない

決してリメイクシートが悪いわけではなく、壁紙の代用にはなりえないというだけ。そもそも用途も材質もまったく別物だからね。
素直に壁には壁紙を貼った方が幸せになれる。