ランダムサンダーを手に入れよう | 圧倒的パワーで高効率

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初めて買うべき電動工具として、インパクトドライバーや丸ノコが選ばれるのはなぜなのか?一般的なDIYレベルだとインパクトを使わないとビスが打ち込めない場面や、丸ノコを使わないと材料が切断できない場面はほとんど無いと思う。
それでも勧められるのは”作業効率が爆上がりする点”と”使用頻度が高い点”だと想像する。

この点を踏まえれば、次に手に入れるべきは電動サンダーだろう。

なぜ電動サンダーなのか

例えばホームセンターでおなじみのサブロク板(910㎜×1820㎜)1枚を、以下のようなクリップ式ハンドサンダーを使用してサンディングするとしよう。

面積で言えば戸建てユニットバスの洗い場ぐらいになる。そこをハンドブラシだけで丁寧に力を入れて掃除するイメージ。この時点で誰もやりたくないだろう。
しかもサンディングは番手を細かいものに変えながら同じ作業を繰り返す。使用する番手が増えるほど作業量も増える。さらに床と違って合板には裏表あるから2倍の作業量。

戸建てユニットバスの洗い場×4:この範囲をハンドブラシだけで掃除できるかな?

たった合板1枚でこれだけの労力が必要になる。できなくもないだろうけど、絶対やりたくないよね。では、電動だとどうなのか?

先ほどのハンドブラシが巨大な電動歯ブラシにでもなると思えばいい。力を入れなくていいし、精度も効率も爆上がりである。

ランダムとオービタル

ランダムサンダー
オービタルサンダー

さて電動になって楽ができるわけだが、ここでさらに選択肢が出てくる。電動歯ブラシならば”回転式か振動式”である。1番の違いはブラッシング力で、サンダーなら研磨力になるだろう。

この違いをそのままサンダーに当てはめると“ランダムアクションサンダーかオービタルサンダー”になる。ちなみにランダムアクションはダブルアクションと呼ばれたり、省略してランダムと呼ばれたりもするので紛らわしい。以降”ランダムサンダー”で統一する。

この2つには以下のようにペーパー面の動きに大きな違いがあり、これが研磨力の差になる。

ランダムサンダーとオービタルサンダーの研磨面軌道解説図
赤の軌道はイメージで、実際は少し異なる

オービタルは見ての通り往復の動きで、振動のようになる。一方のランダムは2種類の回転運動で1方向に動き続ける。ダブルアクションのダブルの所以ははこれだろうと思う。当然ながらランダムサンダーの方が圧倒的に研磨力が高い。

注意

海外の無名メーカー品には見た目がランダムサンダーながらも、ダブルアクションではなくシングルアクション(上図赤軌道の動きが無い)のものが販売されているので、購入時にはよく確認しよう。

この2種類は上図のようにペーパー面の形状が大きく違うので、知っていれば間違って購入するようなことはない。
その他の比較をメリット・デメリットでまとめてみた。

ランダムサンダーオービタルサンダー
メリット・研磨力が高い
・ポリッシャーの代用が(一応)できる
・本体が安い
・角や狭所も削れる
・研磨目が出にくい
デメリット・円形のため、入角は削れない
・本体が高価
・雑にやると研磨目が目立つ
・研磨力が低い

まずはランダムサンダー

こうやって挙げるとオービタルの方がメリットが多くよく見えるかもしれないが、研磨力の差が大きく作業効率が違い過ぎる。

例えば僕のような加工スキルの低い人間は、頻繁ににデカい段差を発生させるわけだが

大きくズレの生じた板接ぎ

これの解消には#40などの粗いペーパーを使用する事が多い。オービタルだとパワー不足を感じるし全然作業が進まない。これがランダムサンダーだと一気に捗る。力こそパワー。

ランダムサンダーのデメリットに関しても、DIY作品を削るのなら組み立て前に削る方法もあるし、削れないような入角があっても、大した面積にはならない。研磨目も雑にやらなければ出ないし、後からいくらでも修正できる。価格も性能差を考えれば十分納得できると思う。

と言うわけで、最初の1台ならばランダムサンダーを強くお勧めする。

ちなみに初めて購入したオービタルはすぐに人にあげてランダムを買いなおした。今はブラックアンドデッカーのマルチエボに付属していたオービタル(写真のやつ)があるのだが、ここ数年全く使っていない。なので個人的には無くても困らないと思ってる。

おすすめ機種

まず有線式かバッテリー式かの選択になるわけだが、とりあえず最初の1台なら有線でいいと思う。逆に「電動工具はマキタ/ボッシュで揃えたい!」みたいに決めてる人や、既にバッテリーを持ってる人なら使いまわせるバッテリー式がおすすめ。

有線式

有線式ランダムサンダー

刃物系工具と違って誤ってコード切断することもないし、有線によるリスクは特に無い気がする。安価な製品でもパワーが出やすいので、お試し感覚で買うのもアリだと思う。電動工具全体で見てもかなり安価で手に入る部類だしね。

これなんか安いし、評価も高くていいと思う。この価格で無段変速かつペーパー付属は優秀じゃない?追加で#240のペーパー買っとけば、木材研磨にはしばらく困らないだろう。WORKPROは個人的に当たり製品が多いし、今のサンダーが壊れたら多分これ買う。

バッテリー式

まずバッテリー式工具は重量が重くなるのが欠点とされるが、木材の上に置いて削るサンディングでは全く気にならない。既にほかの電動工具でバッテリーを持っているならこちらでいいだろう。ただしサンダーはバッテリー消費スピードが爆速なので、複数のバッテリーを持ってないとそこそこ待ち時間が発生する。


他のバッテリー工具ラインナップを考えると、どちらかを選ぶのが使いまわしやすいと思う。すでに持ってる工具やバッテリーと相談して決めればいいんじゃないかな。

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B&Dは変速が無いけど、すでにマルチエボ持ってる人ならありだと思う。

使い方と注意事項

正直不要な気はしてるが一応やっておこう。現在の愛機、マキタBO180DZで説明していく。

ペーパー装着

穴あきサンドペーパーと装着面

穴の位置に合わせてペーパーを装着する。マジックテープ式なので着脱は容易。今回紹介しているサンダーは全て8個の集塵穴付きの最も流通してるタイプ。当然だが穴無しのペーパーを買ってしまうと集塵できないので注意しよう。

#120と#240のサンドペーパー
使用頻度が高い番手はこの2種

使用する番手は野地板などの表面が粗い材料なら、#40か#80あたりで始めて#120で削って#240で仕上げて終了でいい。2×4なんかのプレーナー材なら#120スタートでOK。粗粒→微粒の順番だけ守っておけば多少番手が違っても問題ない。

で、最初にペーパーのセット品買っとくと便利なんだけど変な組み合わせの物が多すぎる。#40~#1000までの10種セットとかね。アイアンセットが欲しいのにドライバーとパターが付いてくるようなもんである。

ペーパーのセット品買う時は組み合わせまでちゃんと見ようね!

これなんかは番手も枚数もバランスが良いと思う。その後は不足した番手のバラ売りを買うのが、1番無駄がない。凄く推してるけど、別にWORKPROの回し者じゃないよ。

ちなみに僕が最近愛用してるペーパー(上の写真のもの)がこちら。

1枚あたりの値段はお高めだが、笑えるぐらい削れる。耐久力も申し分なし。得体の知れないペーパー3枚よりこいつ1枚の方がよっぽどストレスなく作業できると思う。

サンディング

サンダーの使用方法:上から押さえつけずに面に沿って滑らせるだけ

被削材とペーパー面が平行になるように当てて削っていく。絶えず動かしながら削ると適当にやってても綺麗に仕上がる。注意点はサンダー本体を上から押し付けないこと。表面を滑らせる感覚でいい。体重かけないと削れないような状態なら、ペーパー側に問題がある。このような使い方は過負荷による故障にも繋がる。

研磨目がはっきり見えている板

無理に押さえつけるとこのような研磨目も出やすくなるので、デメリットばかりである。

変速機能付きのサンダーなら平面の研磨は最高速度でいい。面取りや狭小面を削るときは回転数を落とさないと一気に変形してしまうので注意が必要。

目詰まりした時は?

普通の木材は削っててもそうそう目詰まりしないが、塗料・オイル・ワックスなどの表面仕上げした木材を削る場合は別である。特にオイルやワックスの類は削ると一瞬で目詰まりを起こす。

ワックスが固着したペーパー:固着部分が凸になり、研磨時に面全体が当たらなくなる

この状態になると全く削れなくなる。新しいペーパーに交換すればいいのだが、もったいないので自分は固着部分をカッターでこそぎ取って再度使っている。
まぁ本当はグラインダーやカンナで塗装面を大きく削り落とすのが正解だと思うので、参考程度に。

結論:ランダムサンダー最高!

オービタルサンダーじゃないと攻略できない場面なんてそうそうない。でもランダムサンダーがないと「やってらんねぇ!」って場面なら腐るほどある。特に初心者だったり粗面の木材使ってDIYしたい人なら、ランダムサンダー買って後悔する事はありえないと思うよ。