CEESC キャットドアを壁につけよう | 新旧比較レビューも

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前回、階段にキャットウォークを作ったのでその続き。ここの最上段にキャットドアを付けようという魂胆である。

キャットドアとは

猫飼ってる人なら多分知ってると思うが、猫専用のドアで跳ね上げフラップ式の物が多い。普通のドアとして使うほかに、スイッチなどで一方通行や通行止めなどの設定も可能。非常に便利なのだが、既存のドアに穴を開けなければいけないという欠点がある。

もっと安いのもあるが、スイッチがダイヤル式のこれを購入した。ちなみに我が家ではこれの旧型を以前から使用している。窮屈なのは避けたかったのでLサイズにした。

普通のドアにつける場合

この手の製品は既存のドアに取り付けるようにできている。僕が買ったやつは対応している厚みが5.5㎝になっていたが、他の製品も同じようなものだと思う。

キャットドアを薄扉に対応させる方法

こんな風に「薄い扉なら樹脂部分をカットして使ってください」といったDIYer向けの製品だ。なので基本的に薄いドアへの取り付けは問題ない。

石膏ボード壁につける場合

石膏ボード間はドアの厚さより広いので対策が必要

今回は両面石膏ボード壁なので、このような寸法になる。2×4建築の家ならほぼこの寸法で間違いない。

猫の足が余裕で挟まるぐらいの隙間ができてしまうので、対策が必要。

施工

石膏ボード開口

開口寸法はキャットドアに記載しているので、そちらに従おう。今回のように壁に穴を開ける場合は柱を回避する必要がある。ちなみに写真のキャットドアのすぐ右側に柱がある。

柱間隔は455㎜あるので、柱のすぐ脇に付ければ逆サイドの柱にも干渉しない。下地センサーがあれば柱探しは楽なのだが、まずは針状の下地探しだけでも大丈夫。

刺しまくっても穴は目視では分からないレベルなので気兼ねなく使える。今回は深さを調べる必要はないので、小穴が残っても気にしないならキリとか目打ちとか刺して確認してもいい。

石膏ボードのカットには「引廻しのこ」を買った方がいい。これは先端を直接刺して、そのままカットも出来るのこぎりである。刃が細く、直角のカットも刃を抜かずにそのまま切り続けられる。

僕が使ってるのはこれ。レビューが多いのは別にあるが、電工屋から勧められたのでこれを買った。めっちゃよく切れる。
引廻しのこを買うまでもないと思うなら、大型カッターでも切れなくはない。おすすめはしないけど。

石膏ボードの捨て方

石膏ボードは家中に使用されてる物だが、一般ゴミとして捨てることはできない
産業廃棄物として捨てる必要があるので、お住まいの地域の個人の持ち込みOKな産廃業者を探して依頼しよう。1kg単位の少量でも受け入れてくれる可能性が高い。

参考:石膏ボードを廃棄する際の注意点。捨て方・状態によって異なる処分費用…etc. – 株式会社リダクションテクノ

キャットドア取り付け

ビス止めする位置にボードアンカーをつけて両側から4カ所ずつ固定するだけ。この時点でドア自体はガッチリ固定できる。

「ボードアンカーって何?」って人は下の記事で詳しく紹介しているので読んで欲しい。

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キャットドアにできた大きな隙間

表裏でドアが多少ずれても問題ないが、大きな隙間ができるので間に物を落とさないように注意しよう。場所や物によっては回収不能になる。

隙間処理

本番はここ。どうやって隙間を埋めるかだが、その場にある資材だけで出来る方法にした。僕は薄ベニヤを隙間に貼ってメッシュテープで仮止めして、タイガーパテを盛って乾燥させた。

要するに端材と壁紙施工の材料だけである。

メッシュテープとパテで隙間を埋める

もっといい方法はいくらでもあるだろうけど、ある物でできたから満足。見た目は良くないが、普段見える場所じゃないのでスルー。機能的にも問題はない(と思う)。
でも補修テープ使ったらもっと簡単だし、見た目も良かっただろうね。

作業中の写真全く撮ってなかったよ

CEESCキャットドア(新型)レビュー

実際に設置して1年近く経つので、それより以前から使っている旧型と比較しつつレビューしていこう。

出入り切り替えがダイヤル式

一般的な旧型キャットドアのロック方式
左右スライドの組み合わせで出入りロックを設定する

このようにキャットドアはスライド式のスイッチが2つ付いている物が多いのだが、現在どの設定なのかが非常にわかりにくい。スライド自体も小さく、目視で確認しづらい。立ってる状態じゃ絶対わからん。

ロックがゆるいので簡単に動く

またスライドが少し動いただけでもロックがかかるので、猫の手が当たって動いてしまい設定が変わっていた事もあった。そして普段設定をいじらない飼い主だと、長い間気付かない可能性もある。

閉じ込めとか脱走もあり得るよね

こういった問題があったので新型のダイヤル式を購入した。

新型キャットドア

現在の設定が一目で分かるし、組み合わせも覚えなくていい。ダイヤルは人の手でも回すのに硬さを感じるので、猫の手が当たったぐらいでは回転しないと思う。

ロックが回転式で、現在の設定も分かりやすい。ただし矢印表示とダイヤル色が一緒で見づらい。

ただし、ダイヤルと矢印表示が同じ色だったので設定が見づらいのには変わりがなかった。これはテプラで白い矢印のラベルを貼ることで解決したが、なぜ同色にしたのか小一時間問い詰めたい。

ブラシストリップ

ブラシが長めで、結構強くドア枠に引っかかるようになっている。
旧型より抵抗が強いと感じていたが、摩耗によるものかもしれない。

ブラシの密度が高く毛足も長い

キャットドア慣れしたうちの猫でも最初はドアを開けるのが重そうで苦労していた。我が家のりーはすぐ慣れたけど、開けられないようならブラシをカットして調整もできる。
でもこのブラシのお陰で開閉音が静かなのはとても良い。空調が効きにくくなるような悪影響も出づらいと思う。

マグネット

で、こんなにブラシの抵抗が強いとドアがちゃんと閉まるのか不安かもしれないが、きっちり閉まるようになっている。マグネットの磁力が強く、ブラシの抵抗とうまい事相殺されてるのだろう。この点は旧型も変わらない。

つまり、先ほどのブラシカットをすると開閉音がうるさくなるかもしれないので注意が必要。

結論:キャットドアも意外に違いがある

今後市販のキャットドアを増設するなら、多少高くてもダイヤルロックの物を選ぶと思う。ただの通り道として用意するならフラップ扉無しのタイプも選択肢として有り。その時は自作するのも簡単そう。

取り付け場所もドアもよく考えてから購入しよう。
このままだと質の悪いトラップなので、次回は寝室側の足場を作っていく。

キャットドアを室内側から見た状態。足場はまだ無い。