今回は出窓改造計画の第二弾である。前回ブラインドを取り付けたのだが、開けた状態だと当然外からは丸見え状態である。
そこで今回は目隠し用のガラスフィルムを貼って採光しつつ視線をシャットアウトしていこうと思う。
ガラスフィルム選定
この手のフィルムはとにかく種類が多いが、水で濡らしながら貼る糊無しタイプがほとんどだと思う。以前貼った安価なフィルムでもしっかりくっついたので、どれを選んでも粘着力は問題ないと予想。
何より糊付きフィルムは経年劣化すると、アホみたいに糊が残る。これを取るのは大変なので、あえて糊付きを選ぶ必要もないだろう。
絶対に譲れない条件としては、1枚のガラスに1枚のフィルムで貼れることである。
継ぎ接ぎ貼りを避けたい理由
以前、目隠しフィルムを継ぎ接ぎで貼った場所があるのでご覧いただきたい。
継ぎ接ぎする位置の形状が少しでも違えばこのように継ぎ目は目立つし、隙間を無理になくそうとすればシート同士がぶつかった位置だけ部分的に浮き上がってくる。これが嫌なので1枚ものにしたいわけだ。
そもそもカットがガタガタすぎるよね( ´艸`)
多くの既製品は幅90㎝以下
最初に紹介したように我が家の出窓の中央は縦横共に100㎝超えになるのだが、これに1枚もので対応できる製品は価格帯を問わずかなり少なかった。90㎝幅のロールから切り出して売っているところが多いのが理由だと思う。
今回のフィルムに求める条件
- センターガラスに1枚で貼れる
- 不器用でも貼りやすい(失敗しにくい)
- 柄付きで透過部分が無い
- できるだけ安い
などと理想を挙げてみたものの、かなり厳しい条件の模様。
「ezsheet」の良いところ
散々悩んだが、楽天で人気の高いサイズオーダーができる↓のフィルムを購入することとした。
僕の求める条件に合うのがこれしか無かったんだけどね。結果的に大正解だったと思う。
以下、この製品を選んだ理由を紹介していこう。
製品幅が1220㎜
オーダーカット品に限らず、目隠しフィルム全体で見てもかなりレアなシート幅である。新しい家だと、90㎝を超えるデカい窓やガラスがついてる家は珍しくないと思うんだけど、そんな場所でも1枚で貼れる。
カットミスが起きない
「慎重にカットしたらいいだけじゃん?」と思うかもしれないが、カッターでのカット時にシートの凹凸を拾ってズレが生じるというのを何度も体験している。
この柄ならまだいい方で、総梨地の柄なんかはどこででも滑る可能性がある。この手のフィルムは意外に硬いので、力んでると結構簡単に滑っちゃう。
ハサミならばこの問題はなくなるが、今度はまっすぐ切るのが難しくなる。
不足しない
逆に余るのが嫌でギリギリの量を買うと、カットや計算のミスなどで不足する事もあり得る。実際に僕は計算ミスして継ぎ接ぎで貼ることになった/(^o^)\
シートが分厚い
人気の低価格製品と比較しても、厚みのあるシートである。
ezsheet | 人気製品A | オーダーカット品B |
0.30㎜ | 0.18㎜ | 0.15㎜ |
個人的にシート類は厚ければ厚いほど施工しやすいと思っているので、これも決め手となった。カットだけは難しくなるだろうけど、オーダーカット品ならこれも気にしなくてよい。
厚みがあると折り目が付きにくかったり、破れや伸びなどのトラブルも起きにくいので初心者や上手く貼れるか不安な方は重視すべき点だと思う。
柄がイイ!
窓ガラス用フィルムにはいろんな製品があるものの、似たり寄ったりの柄が多い。そんな中で一番好みだったのが、このシリーズのストッコという柄だった。
一風変わったデザインだけど派手過ぎなくて良い感じ。透過部分が無いので、目隠し効果もバッチリ。後述するが、採光も問題ないレベルなので良い選択だったと思う。
メーター売りと価格差が少ない
今回のケースでメーター売りのもの同製品を買った場合、2m必要。そこから必要なサイズを切り出すと以下のようになる。
見ての通り余りは出るものの、使いどころが相当難しいサイズである。我が家では間違いなく使いどころが無い。分かりやすいように隙間を開けたが、完全に間隔を詰めても同じだろう。
なので「余りが出る」というメリットは今回の場合は無いものと考える。
続いて今回の場合の価格はそれぞれ下のようになる。
オーダーカット | 切り売り(2m) |
7332円 | 6560円 |
だいたい1割上乗せといったところ。正直こんなに価格差が少ないとは思ってなかったのでビックリ。今回のような場合なら問答無用でオーダーカット品がおススメである。
ちなみにサイズは販売サイトで勧められているように、ガラスより縦横共に4㎜小さめでオーダー。
製品と施工ポイント
セット内容は、フィルム本体・施工説明書・スキージー・ペットボトルに付けられるスプレーキャップ。
後半二つはオマケみたいな感じがした。百均で売ってる物の方が質はいいんじゃないかな?
もちろん作業にはなんら問題ないので、安心していただきたい。
本体は予想通り厚みがありしっかりしている。フィルムというより薄手のデスクマットに近い印象。相当雑に扱わない限り、破れも伸びも心配ない。デザインの凹凸もしっかりしてて、柄がボケないのも好印象。
今まで数種類の目隠しフィルムを貼ってきたが、最も質が良いと感じた。
そして施工説明書が素晴らしい。疑問になりそうな部分もポイントもしっかり書かれているし、分かりやすい。これに書いてる通りやるだけで大面積も綺麗に貼れるだろう。
施工ポイントとサイズ感
個人的にはガラス面もシート裏も「びっちゃびちゃ」になるぐらい施工液つけて貼った方が作業しやすいと思った。最初は気泡が大量に出来て心配になるが、時間経過でちゃんと無くなったので心配いらない。
あと、スキージーをかける面へのスプレーは忘れがちなので注意しよう。
先に言ったようにフィルムサイズは縦横共にガラスサイズより4㎜小さいのだが、これが意外に目立つ。個人的には完璧な採寸ができているなら-2㎜でもいけると思う。
まぁ貼った本人以外は気にならないレベルだとは思うけどね。
施工の感想
過去に貼ったフィルムでは毎回何かしらのトラブルが起きていたものの、今回は作業中難しいと感じることもなく、綺麗に貼る事が出来た。
薄いフィルムやシートで起きがちな「折れ・シワ・エッジ部の浮き」などのトラブルが全く発生しなかったのが大きいと思う。
オーダーカット品なので、当然カット時のミスも発生しない。
デザインの種類はもう少し増やしてほしいけどね…
実際貼ってみた結果
結果から言うと、これまで貼ってきたどのフィルムよりも満足度は高い。作業はしやすいし、デザインも秀逸。初見の人には、そもそもフィルムと気付かれないこともある。
選んだデザインにもよるだろうけど、ezsheetの方が本物のガラスっぽく見えるという人が多いんじゃなかろうか?
いかにも「目隠しフィルム貼りました!!」みたいな感じは嫌だったので、これだけでもポイント高い。
目隠し効果
サイドガラス(左側)だけフィルムを貼った状態の写真だが、50㎝以上離れていれば目隠し効果は十分。
今度は外側から見た写真。愛猫りー様にご協力いただいた。ご覧の通り、ガラスの間近にいればシルエットが見えるが、少しでも離れれば猫かどうかすら分からないレベルになる。普通の窓に使用するには十分な目隠し効果。
これなら日中も気兼ねなくブラインドを全開できるので、大満足である。
採光
今は観葉植物を置いている場所だが、しっかり成長している。以前は上の写真のようにりーの日向ぼっこ場所になっていたので、採光の面も十分だと思う。
わたしのお昼寝スポットだったのに(´;ω;`)
結論:初心者に超おススメ
これまで何度もガラスフィルムの施工に失敗してきた自分でさえ綺麗に貼れたのだから初心者にもおススメしたい逸品。特にデメリットも見当たらないし、僕は次回もこれを買う。
最後にezsheetのグッドポイントをまとめておくので、目隠しフィルムの施工を考えている方は、ぜひ候補に加えて欲しいと思う。
「ezsheet」のここがイイ!
- 1220㎜幅なので、大きなガラスにも継ぎ接ぎなしで対応できる
- 類似商品と比較しても厚みのあるフィルムで貼りやすい
- 薄いフィルムにありがちな折れ・シワ・エッジ部の浮きなどのトラブルが起きにくい
- 柄の凹凸がしっかりしており、「フィルムっぽさ」が少ない
- オーダーカットをしても上乗せコストがあまりかからない
- 上記のように高品質ながら、最安品と比較しても価格差は少ない