ポーカーチップの選び方 | 素材・枚数・デノミの有無など

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近年テキサスホールデムを中心にポーカー人気がかなり高いと感じる。ある程度プレイしてハマっていくと欲しくなるのがポーカーチップセット。しかし、「ポーカーチップは必要か?」と聞かれれば「別に無くてもいい」となってしまう。

だがそれでも欲しくなるのは、やはりロマンだったりカッコよさだったりするワケダ。あと気分がめっちゃ上がる。僕みたいに形から入る大きい男の子にはきっと刺さると思う。

ポーカーチップセットのイメージ写真

というわけで、今回はポーカーチップの選び方について紹介していこうと思う。

なお、ポーカーそのものについての知識はある程度ある前提で話を進めていく。用語多すぎて解説しきれない、ごめんね!

ポーカーチップの素材

見た目の好みで選ぶのが第一だが、最もこだわってほしいのが素材である。一見カッコよくても買ってみたら「コレジャナイ」となるのは避けたい。

基本的に以下の3種類だと思ってもらえばいい。

ポーカーチップ素材別の特徴
*製品によって外径・重量に大きく差がある

僕の主観が多分に入ってるけど、こんな感じ。それぞれの特徴をより詳しく説明していこう。

プラスチック製

軽量で激安だが、見た目は単色でとても安っぽい。チップ同士がぶつかる音も当然安っぽい。軽すぎるので受け渡しや積み重ねがしづらい問題もある。カッコいいチップが欲しい人には全く向かない。

メリットとしては100枚以下の少量販売のものが多いので、無駄なく揃えられ買い足しも気軽にできる。ドンキとかにも置いてるので入手しやすい。ただ外径が製品によってまちまちなので、買い足しなどの場合はしっかり確認した方が良い。

チップを使ったプレイの感覚を掴むにはいいかもしれない。

クレイ(粘土)製

中価格帯になるのがこちらの製品。個人的には断トツでおすすめ。ポーカーチップと言って想像するのはこのタイプだと思う。デザイン豊富で価格はピンキリなので、選択の幅はとても広い。

安価なポーカーチップの写真
300枚/5000円程度のクレイポーカーチップセット

かなりの重みがあり、マットで高級感もある。チップ同士がぶつかる音もとても良い。ずっとチップシャッフルしちゃう。クレイ製なら、安価なものでも気分よくポーカーが出来るはずだ。

販売単位は100枚程度の物からあるが、コスパ重視なら300枚以上のケース付きセットがおすすめである。ただしトランプなどの付属品には期待しない方がいい。僕の持ってるやつは廃盤っぽいので類似品を紹介しておく。

安いものなら300枚セットの物が5千円ぐらいで買える。先ほどのプラスチック製なら1枚当たり7円程度で、こちらの製品なら17円程度。価格差はそこそこあるが、個人的には十分納得できる。と言うかプラ製買うぐらいならこっち買う。

高価なポーカーチップの写真と重量
高級クレイポーカーチップセット

SLOWPLAY製のチップは高いけどマジでカッコいいよ

欠点は重いのでセット品などは持ち運びがそこそこ大変。500枚セットともなると9kgを超える重量になる。あとはほぼ起こらないと思うが、硬いものに強くぶつけたらチップが欠ける可能性もある。

上記2種類については詳細な比較記事を書いたので、ぜひご覧いただきたい。

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セラミック製

食器や包丁でも使われている身近な素材なので、想像しやすいと思う。ツヤツヤのイメージかもしれないが、チップだと半艶かほぼ艶消し。その他の特徴としては、とにかく硬く手触りが滑らか。あとクレイチップに慣れてると数値の差以上に軽く感じる。僕も一度しか触ったことがないので、あまり詳しくは分からないのが正直なところ。

ただ、確実に言えるのは価格がめちゃくちゃ高い。クレイ製と比べても5倍ぐらいになるので、こだわりが強い人やポーカーガチ勢や大富豪が手を出すものだと思う。
小ロットのものだとさらに割高になるので、「試しに買ってみる」というのも難しい製品。

デノミネーション(額面)表記の選択

クレイかセラミックのチップを購入する場合、デノミ表記の有無を選ぶことになる。

デノミ(額面)表示の有無による見た目の差

このように額面表記の有無を決めるのだが、購入前によく考えよう。それぞれの特徴を解説する。

デノミあり

数値が見えるので計算しやすく、各プレイヤーの手持ち総額も分かりやすい。ポーカーに慣れていない人とプレイする機会が多いなら、こちらがおすすめ。ただし数字が小さく見づらいチップも多いので購入前によく確認しよう。

欠点はプレイヤーが大人数になった場合に、配分がやりづらくなる可能性がある。「大人数でトーナメントやりたい!」みたいな場合は苦しくなるかも。$1/$2のリングゲームとかなら全く問題ないけどね。

デノミありは「初心者向けで、ゲーム中のトラブルや勘違いが起きにくい」といった感じだろうか。

デノミなし(無地)

表記に縛られずに好きな額面に設定できるのがポイント。トーナメントやブラインドレベルが上昇するゲームをするならこちらがおすすめ。あとデザインはこっちの方がカッコいい。

欠点は単純に見た目で総額が分かりづらい。基本は色で判別するしかないので、思い込みで点数勘違いしてたなんて事も普通に起こる。額面変更とかすると更にてんやわんやになるかも。

デノミなしは「中~上級者向けで、汎用性が高くデザインが良い」みたいなイメージでいいと思う。

必要枚数

2~3人の少人数でしかプレイしないならデノミなしの100枚程度の製品でいいと思う。ケース付きがおすすめ。プラスチック~セラミック製まで幅広い選択肢があるので、好みの物が見つかるだろう。

これ以上の枚数となるとケース付きの300枚セットか500枚セットの選択が一般的。SLOWPLAYの公式に目安が記載されていたので紹介しておく。

ホームポーカーの際はどのくらいのチップが必要でしょうか?

一般的には、各プレイヤーは最初に50枚程度のチップを持つのが良いと言われています。

標準的なチップセットには通常300枚程度のチップが入っており、4色のバリエーションがあります。白が100枚、他の色が50枚ずつです。このタイプのセットは5~6人のプレイヤーが快適にプレイするのに十分な量です。

しかし、6人以上プレイヤーがいる場合は、500枚入りのポーカーセットを購入することをおすすめします。

SLOWPLAY – BLOGS 2020年12月20日

もちろん枚数が多い方がコスパはいいが、必要な枚数だけ揃えるようにしよう。不足して買い足すと割高になるから難しいところだけどね…

付属品

300枚や500枚のセット品だと、専用のアタッシュケースもどきと付属品がいろいろついてくる。5000円程度のチップセットの付属品は期待しない方がいい。あくまでチップのおまけである。
逆にSLOWPLAY製みたいな高級品は付属品も全て高クオリティー。

300枚/5000円のポーカーチップ
トランプはセット品とは別物
500枚/20000円のポーカーチップ

ケース

見た目はもちろん細かいところのクオリティーが全く異なる。パッと見は安い方でもそこそこ良く見えるが、高級感は皆無なので見た目は期待しない方がいい。

安価なセットのチップケース

SLOWPLAY製だと「ライフルでも入ってんのか?」と思わせるぐらいの威圧感と高級感がある。

高価なセットのチップケース

つよい(確信)

どちらも綺麗に収納できるしチップの紛失にも気づきやすい。安いものでも利便性に違いはないし、そこまで見た目を気にしなくていいとも思う。プレイ中見るもんじゃないしね。

ケース中は仕切りがあり綺麗に収納できる

トランプ

安いチップセットについてくるトランプは紙製でなので、長期使用するホームポーカーには向かない。正直100均のプラスチックトランプの方がよっぽどマシである。

偽ブランドの低品質トランプ

有名なトランプメーカーの製品にBeeというやつがあるのだが、これを模したBcgという名のパチモンが2セットついてきた。予防接種かよ。

安いチップセットを買うのなら、トランプは別で買うことを強くおススメする。トランプの選び方については以下の記事が参考になると思うので、ぜひご覧いただきたい。

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ディーラーボタン

これも確実にセット品にはついてくるが、一番見た目に差が出てわかりやすい。

付属ディーラーボタンの価格帯による違い

プレイ中常に出しておくし目につくので、安いセットのやつだとちょっと萎えるかも。気になるなら単品で別売りのものもある。

その他

あとはSB/BBのマーカー、サイコロなどがついてたりする。この辺はものによって異なるが、正直使わないし要らない。簡易マットが付いてるものもあるので、これは使えるかもしれない。クオリティーに期待はできないだろうけど…。

あとオールインマーカーは大体ついてこないので、欲しい人は単品で買おう。

結論:選択肢が多いのでしっかり見極めよう

チップセット1つでもかなりの選択肢があるのが分かっていただけたと思う。素材・枚数・デノミ・価格帯によるクオリティーなど、見るべき点はとても多い。ぜひ後悔の無いように、納得のいくポーカーチップを選んで欲しい。